2011年 ニッポンの底力に期待するぜ!

ども。ミロです。

明けましておめでとうございます。
ようやく今年初めての更新です。

きょうはすごく寒い朝になりましたね!
うちの庭なんて、昼になっても霜柱がぜんぜん解けてませんでした。

庭の霜柱


年末・年始は情報系のテレビ番組をたくさん見て、
まだまだ日本の底力はこんなもんじゃない!ということを知り、
少しだけ日本の将来に希望が持てました。

たとえば、海で養殖した近大マグロはいまや有名ですが、
今度はそのうちマグロが山の中で捕れるようになるそうですよ!

海洋性の魚類を山の中に作った施設で、
ぜんぜんしょっぱくない「好適環境水」で育てる研究が進んでいます。

すでに普通の魚類では成功しているようで、
今度はマグロに挑戦するそうです!

山の中の巨大水槽を泳いでいる2匹のマグロが神々しく見えました。
こいつがやがてわが家の食卓に届く日が来るのかな。

やはり資源小国の日本としては、
知力と技術力で資源問題を解決していくしか、
将来的に生き残っていくことは難しいでしょうね。

新年早々の明るいニュースとしては、
「クロスカップリング反応」でノーベル化学賞を受賞した根岸英一さんが
人工光合成研究プロジェクトを立ち上げ、
二酸化炭素から資源や食料を作り出す、新しい化学反応の発見を目指すそうです。

地球温暖化防止と資源開発がいっしょに出来てしまうなんて、
まるで夢のような話です。

すでに水分98%の新素材などが作り出されているとか。

排出制限するより、二酸化炭素の資源化を考える方が絶対いいよね!
このプロジェクトに成功すれば、
2人目、3人目のノーベル化学賞受賞者が現れる可能性も高いそうです。

さらにさらに、黒潮に含まれるウランの濃縮技術も進んでいるらしい。

じつは日本列島の周りをめぐる黒潮には、
日本の原発を500年間動かすだけのウランが、
黒潮に乗って毎年やって来ているそうなんです!

この研究が完成した暁には、日本は資源問題から解放されちゃうな。

日本政府はこういう研究にこそ国民の血税を使ってほしいものです。

国民の人気とりなのがみえみえの行きあたりばったり政策はもう聞きあきました!

いつも日本政府の批判ばかりやって来て、
たまたま政権をとった民主党には、
日本の持つ本当の良さが全然見えてないんじゃないのかな?

わが日本国には、
西洋の脅威と闘って国を守り育てて来た「明治の精神」を忘れずに、
世界最先端の技術開発をしながら、
アジアや世界に貢献していける国家・国民であってほしいと願います。

「平和」ばかりお題目のように唱えていたって、
少しも世界は平和にはなっていません。

それどころか当の日本の近隣諸国が、
世界で最も戦争状態に近づいています。

平和という美名にかくれて、日本が何もしてこなかったために、
軍事的空白が生じた結果、
かえって軍事的緊張を呼び込んだとも考えられます。

軍事バランスがくずれることで、新しい戦争を呼び込みます。

日本だけが「平和を愛します」といったところで、
世界は少しも平和にはなりません。


地域の平和を守り続けるには、
どこか一国だけが軍事的に突出してしまわないように牽制・抑制するとともに、
他国の侵略を許さないだけの国防力の整備に気を使っていく必要がありますが、
民主党政権の反応は鈍すぎるように感じます。

中国や北朝鮮の軍事優先主義に対して、
わが国も素早いアクションを起こさないと手遅れになります。

軍事力の増強が簡単には出来ないことは、
明治から昭和にかけての我が国の歴史が証明しています。

徴兵制とは言わないけれど、
国民総予備役制度くらいは始めたほうがいいんじゃないかな?
永世中立国のスイスのようにね。

今日は最後に、
「明治の精神」を伝えるもうひとつの物語、
『姿 三四郎』の主題歌を紹介して終わりたいと思います。

「柔道」の創始者・嘉納治五郎かのうじごろう
明治の文明開化とともに廃れつつあった柔術の技を研究・統合し、
「講道館柔道」として新たによみがえらせました。

技の強さだけを競った旧柔術に対し、
講道館柔道は、技の鍛錬を通しての精神修養に重点を置き、
国民体育としての「柔道」を完成させました。

『姿三四郎』は、講道館四天王のひとり、
必殺技山嵐やまあらしを武器に戦う姿三四郎の愛と青春の物語です。

三四郎は実在の柔道家、西郷四郎(福島県出身)がモデルといわれ、
その他の登場人物たちも、嘉納治五郎は矢野正五郎、
講道館は絋道館というふうに言いあらためられています。

鹿鳴館文化に代表される、
浮薄な西洋文化の模倣に走った文明開化期を背景に、
柔道の「道」を極めるために、
つぎつぎに挑戦して来る異種格闘技との死闘に挑む、
三四郎の愛と苦悩が描かれます。

ちなみに『坂の上の雲』の登場人物のひとり、広瀬武夫は、
早くから講道館柔道を学び、四天王らとも稽古をかさねたそうです。

第2次旅順港閉塞作戦で戦死した時、
広瀬は講道館柔道の4段でした。

戦死とともに、嘉納治五郎から6段を追贈されています。

『姿三四郎』は、黒澤明が映画監督デビュー作として映画化して以来、
何度となくテレビ化や映画化が繰り返されている名作中の名作です。

『姿三四郎』の原作者・富田常雄は、
講道館四天王の一人、富田常次郎の次男でした。

姿憲子の主題歌は、私が中学生のころ夢中で見ていた、
竹脇無我主演のテレビ版『姿 三四郎』の主題歌です。

『姿三四郎』  歌:姿憲子

関沢新一/作詞 安藤実親/作曲