2015-08

戦後70年

「平和ボケ」と「戦争ボケ」

「平和ボケ」という言葉が氾濫するようになって久しいが、これはいつ頃、誰が最初に使ったものだろう?たしかに、石原慎太郎が言うように、じっさいにミサイルの数発が都市住民の上に降り注がないと目が覚めないほど、われわれの「平和ボケ」は重症なのかもし...
戦後70年

国破れて、「青い山脈」あり──歌謡曲史からひもとく戦後

きょうはちょっと目先を変えて、占領期の日本の様子を、占領期の歌謡曲史をとおして見てみたいと思います。南の島々の玉砕を聞き、日本全土の都市がB29による空襲を受け、いよいよ本土決戦の覚悟にせまられて、死を覚悟したころ、突如、ひとびとはラジオか...
戦後70年

「戦後70年 安倍首相談話」──罰としての談話

国内外から求められていた4つのキーワードを散りばめた、「四題噺」としての「戦後70年談話」が出ました。   「戦後70年 安倍首相談話」全文は、こちらから「侵略」「植民地支配」「反省」「おわび」をどう入れるか?そこに国内の反政府勢力やアメリ...
戦後70年

「戦後70年談話 21世紀構想懇談会報告書」わたしの感想

いったい一国の首相が語る「談話」とはなんであろうか?国内向けというよりは、「対外国向け」に出すものなのだろう。だとすれば、そこには必ず「戦略」がなければならない。第二次世界大戦終了後70年目の年である。この時にあたって日本の首相に求められて...