ども。ミロです。
まだまだタイガーマスク現象が続いているようですね。
贈り主が名乗るも名乗らないも、それぞれの思いひとつで、
どちらでもいいことだと思います。
どこかの団体を通しての寄付というのは、
いったい自分の寄付したお金がどこへどう使われているのか分からないところがあり、
それにくらべて今回のようなタイガーマスク方式の寄付は、
はっきりと届いている先が分かるのがいいところなのかな、と思います。
さて前回は『タイガーマスク』原作マンガの物語を紹介しましたが、
じつはテレビ・アニメ版『タイガーマスク』の最終回は、
原作マンガとはぜんぜん違う終わり方をします。
なんとタイガーマスク伊達直人は死なないんですね!
その方がヒーローらしいと言えば言えます。
ただ逆に、ヒーローらしくない終わり方をした原作マンガが、
そのためにかえって強く印象に残っているのも事実です。
アニメ版『タイガーマスク』の最終回「去りゆく虎」では、
ついにとらの穴のボスみずからが、
グレート・ザ・タイガーという悪役覆面レスラーとして登場し、
タイガーマスクをリングの上で抹殺しにかかります。
そして、おお!
タイガーマスクの覆面がはがされてしまった!
…この模様は、3本の動画に分けてようつべにアップされてますので、
削除されないうちにあなたのその目でお確かめください!
『タイガーマスク』第105話「去りゆく虎」(最終回)01
アニメ タイガーマスク 最終回 去りゆく虎 1投稿者 hgtn1552
『タイガーマスク』第105話「去りゆく虎」(最終回)02
タイガーマスク 最終回 去りゆく虎 2投稿者 hgtn1552
『タイガーマスク』第105話「去りゆく虎」(最終回)03
タイガーマスク 最終回 去りゆく虎 3投稿者 hgtn1552
少年マンガから青年マンガに突然変わってしまったような暴力描写が凄いですね!
コポコポ音をたてて流血するのが怖かったなあ。
あんなに血を流したらなくなっちゃうぜ。
アニメ版では、タイガーマスクの正体が伊達直人であることが、
ちびっこハウスの子供たちに分かるわけですが、
原作とは違ってタイガーは相手の反則を上回る殺人的な反則技で相手をしとめます。
こうしてタイガーマスク伊達直人は、
みずからの力でとらの穴の執拗な復讐を完全にはねのけたのでした。
タイガーマスクが伊達直人であったことを子供たちに知ってもらえたことで、
アニメ版の伊達直人にはある意味、安堵の思いがあったと思います。
しかし原作版の伊達直人は、
子供たちへの熱い思いを誰にも知られることなくリングで死んでいくかもしれない自分の運命を考えた時、
いつも苦悩にのたうっていました。
原作版の物語には、もともと文学青年だった梶原一騎のもっともピュアなところが出ていたと思います。
早すぎた晩年にいつもスキャンダルにまみれていた梶原一騎でしたが、
当時の読者の心に残したものは、そんなピュアな部分だった気がします。