ども。ミロです。
ひさびさに熱心に読んだ本があるので紹介します。
『フラワー・フェアリーズ(花の妖精たち)のお話』(作:シシリー・メアリー・バーカー 訳:上野和子)がそれです。
いわゆる「仕掛け絵本」というもので、
ページを開くたびに絵が立体的に立ち上がって来ます。
こんな感じ!
↓ ↓ ↓
作者のシシリーによれば、
妖精たちが好んで棲む場所というのは決まっているらしいのです。
ということは、もしその場所を知ることが出来れば、
妖精を見つけることが出来る!
かも知れないですね。
キラキラ光る「妖精の花粉」が落ちていたら、
そこには間違いなく妖精が棲んでいます!
「妖精の花粉」というのは、
ティンカー・ベルが振りまく例のキラキラ光るアレです!
シシリーが長い年月をかけて探索してきた結果を、
ココだけの話ですがこっそりと暴露してしまいます!
妖精が棲みつきやすいのは木のこずえ、林床、庭、道ばた、湿地」の「5つの場所」がそれです。
この本にはシシリーが撮影した妖精写真集がついており、
詳しい妖精探しの手引きなども載っています。
まさに至れり尽くせりですね!
アーサー・ラッカムを読んだりして、
イギリス人の妖精好きは知ってはいましたが、
現代でも妖精探しをしている人がいたんですね。
森の中でキノコ探しをしていると、
急に丈の低い草だけが生えた広場のような場所に出くわすことがあります。
こんな歌が聞こえて来そうな場所です。
シシリーによると、
実際、妖精たちはかなりダンス好きなそうで、
こんなキノコが輪になって生えているような円形の場所に、
よくダンスをしに集まって来るそうです。
月光の下で!
ちょっと、夜中にこんな熊の出る場所に行くのはご免だけどね。
妖精たちのダンスを見るのはかなり難しそうです。
でもわざわざ遠くの森の中まで足を延ばさなくても、
妖精は庭や道ばたにも棲んでいるそうなので、
探してみない手はないですね!
ちなみに妖精は落ちた花びらを衣装にするらしいので、
花壇などでは花にまぎれてかなり見つけにくそうです。
これまでわたくしミロは、
森の中で、花を見たり、木の実をひろったり、野鳥の鳴き声を聞いたり、
魚を釣ったり、水晶を掘り出したりして遊んで来ましたが、
まだ「妖精探し」だけはしたことがありませんでした。
しかし、この絵本でみっちりと「妖精探し」のスキルをみがいてから、
森の中に立てば、
なんか妖精が見えて来そうな気がしてきました。
シシリーによれば、
木の妖精たちは風の強い日に木の枝先に座るのが好きなんだそうです!
身体全体に風が吹きつける感触を楽しむのだそうです。
そういえばそんな妖精をどこかで見たような気がします。
確か名前は風の又三郎といった記憶があります。
森へ行く楽しみがまたひとつ増えちゃいました。
フラワー・フェアリーズ(花の妖精たち)のお話 (とびだししかけえほん)
Cicely Mary Barker