「廣瀬中佐」~「坂の上の雲」

ども。ミロです。

いよいよNHK『坂の上の雲』第2部が始まりましたね!

いきなりエカテリーナ宮の黄金の大広間があらわれたのにはびっくりしました。
すごいところでロケっちゃってますね。
映画並みの豪華版です。

これを見られただけでも、今回はよかったあ!

第6回「日英同盟」 12月5日(日)
第7回「子規、逝く」 12月12日(日)
第8回「日露開戦」  12月19日(日)
第9回「広瀬、死す」 12月26日(日)

この放送予定を見ると、
第2部の主役は、秋山好古・真之兄弟をさておいて、「広瀬武夫中佐」であることが明らかですね!

第2部の第1回目(第6回)から、広瀬の物語が丁寧に描かれているのでもわかります。
原作の方は、割とさらっと扱ってるんだけどね。

新たな「広瀬神話」が生まれそうな予感がするなあ。

で、きょうは広瀬中佐について語ってみようと思います。

日露戦争の開戦前に、広瀬は露西亜ロシア駐在武官として、
露西亜の情勢を探っています。

ロシア語の原文でゴーゴリやトルストイ、プーシュキンなどのロシア文学が読めたそうです。
そして講道館柔道の二段だったそうです。
まさに「文武両道」の軍人ですね。

露西亜の社交界にも出入りし、
そこで出会った美少女アリアズナと恋愛関係になったりもしています。

テレビではアリアズナをマリーナ・アレクサンドロワが演じていますが、
この女優さん、とってもきれいな人ですね。

広瀬の近代的個人主義は、
国家同士が行う戦争と、ロシアの友人との友情とをはっきりと区別していました。

現代にも通じる広瀬のそんなところがいまでも評価されるんじゃないかな。

明治37年(1904年)2月10日、日本国はロシアに宣戦布告。
日露戦争が「正式に」始まりました。

3月27日、
広瀬は第2回旅順港閉塞作戦において、敵の要塞砲の直撃弾を頭部に受け、
一片の肉片を残して夜の海にかき消えました。

広瀬中佐はこの壮絶な戦死により、
死後すぐに軍神と称されました。
その後、軍神と呼ばれる人たちは何人も現れますが、
広瀬中佐は日本最初の軍神でした。

戦死当時は少佐でしたが、死後すぐに中佐に昇進しました。享年36才。
この頃はまだ、2階級特進ではなかったんですね。
2階級特進がなされるようになったのは大東亜戦争期からのようです。

明治45年(1912年)には、
文部省唱歌「広瀬中佐」が『尋常小学唱歌 第四学年用』に載りました。
それ以降、大東亜戦争期まで学校の音楽の授業の時間に歌われたようです。

うちのお袋なんかも、
国民学校時代に「広瀬中佐」を歌わされたと言っています。

勇ましいだけではなく、
船内に取り残されたかもしれない部下を探して、
爆裂炎上する船内を三度も往復して探し続けた部下思いのところなどが、
広瀬中佐の人気を高めた一因となっているようです。

この部下である杉野兵曹長が実は生きていたという新聞報道が、大東亜戦争後にありました。

杉野兵曹長は漂流しているところを中国人に救われたものの、
故国では英雄扱いされているため、
帰りたくても帰れなかったと話していたという報道でした。

しかしこれは噂の域を出ない物だったようです。

まずはその唱歌、「広瀬中佐」をお聞きください。

『広瀬中佐』

轟く砲音、飛来る弾丸
荒波洗ふ デッキの上に
闇を貫く 中佐の叫び
「杉野は何処、杉野は居ずや」

船内隈なく 尋ぬる三度
呼べど答へず さがせど見へず
船は次第に 波間に沈み
敵弾いよいよあたりに繁し 

今はとボートに 移れる中佐、
飛来る弾丸に 忽ち失せて
旅順港外 恨みぞ深き
軍神廣瀬と その名残れど
 

映像が無いのはちょっとさびしいですね。

はい。そこで、『日本海大海戦』の広瀬中佐の戦死シーンを見つけて来ました!

東宝映画『日本海大海戦』では、加山雄三が「広瀬中佐」を好演し、
旅順港閉塞作戦での戦死シーンでは、
この唱歌「広瀬中佐」のメロディが流れ、映画の情感を高めています。

歌っているのが初音ミクなのがちょっと気に入りませんが。

あ。「初音ミク」ってご存知ですか?
ボーカロイドっていうコンピュータ・ソフトに歌わせているんですが、
いいか悪いかは曲によりけりですね。

『広瀬中佐』には向いてない気がします。
でも、映像が欲しいのであえて持って来ました。

そのつもりでお聞きください。

広瀬が決死的に挑んだ、旅順港閉塞作戦とはなんだったのか?

当時旅順港には露西亜の極東艦隊が集結していました。
ロシア極東艦隊の戦力は我が連合艦隊とほぼ互角!

そこにバルチック艦隊が遠征に成功し合流したら、
敵の艦隊は日本の約2倍となり、我が日本艦隊に勝ち目はなくなります。

そこでバルチック艦隊が来航する前に、極東艦隊を撃滅してしまおうと考えたのですが、
極東艦隊は堅固な要塞化した旅順港深く逃げ込んだまま出て来ようとしません。

そこで作戦参謀・秋山真之は、
旅順港の港口に古船を沈め、極東艦隊を封じ込めてしまおうと考えたのでした。
広瀬もまた、強力な旅順港閉塞論者でした。

しかし、旅順港を取り囲む岩壁には、
露西亜によって恐るべき火力を備えた近代要塞が構築されており、
決死の作戦になるほかありませんでした。

『坂の上の雲』第1部についてはこちらからどうぞ!

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