マツタケがシイタケみたいに採れる日

マツタケ繁殖4倍増…下草刈りや雑菌予防で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091027-00000594-yom-soci


まだマツタケはとったことがないミロです。
山の中を探してうろつきまわったことはあるんですがね。

気になるニュースを見つけたので、きょうはちょこっと紹介します。

人工栽培の方法が確立されていないマツタケを、
土の手入れなど環境整備で増やす研究が、青森県平内町で進められているそうです。

マツタケは、アカマツなどの根に菌が寄生して成長します。
こういうキノコを「菌根性きんこんせい」のキノコという呼び方をします。

マツタケのような超高級なキノコばかりじゃなく、
ハツタケ、アミタケなんかの「庶民派」にも「菌根性」は多いです。

大雑把にいえば、「地面」に生えるキノコは、「菌根性」な場合が一般的ですね。

これに対して枯木に生えるタイプのキノコは、「腐朽性ふきゅうせい」のキノコと呼ばれます。
ナメコやエノキタケ、ヒラタケ、シイタケなどは、代表的な「腐朽性」のキノコです。

ところでマツタケですが、
キノコ・ハンターのあいだでは、落ち葉が薄く積もっているところを狙え!といわれます。

ふっかふっかに落ち葉が積もっているようなところには、
生えない性質があることが知られているわけです。

雑菌が繁殖するような環境は、マツタケの生育には向かない、
すごくデリケートなきのこなんですね!

だから青森県平内町では、同町の国有林0・5ヘクタールで、
光が当たるように下草を刈ったり、腐葉土を取り除いたりといった手入れを行って来ました。

それだけでなく、雑菌が増えないようにつばを吐くことも禁止され、
土に触るときは必ず手袋をつける徹底ぶりだそうです!

その結果、1年目には67本だったマツタケが、
今年はその4倍近い約250本に増えたということです。
ヤッタネ!

マツタケの人工栽培ではなく、
環境を整えての自然栽培を目指したところが、成功の秘密でしょうか?

この調子で、マツタケ農業?が盛んになり、
もう少し購入しやすい価格になってくれると嬉しいですね!