俺の鍋

冬を思わせる寒さの日もある季節になって来ました。
こうなって来ると恋しくなるのが”鍋料理”ですね!

10月後半頃に、まず「芋煮」をやることから、
私の「鍋ライフ」は始まります。

宮城県なので、もちろん芋煮は豚肉に味噌味です!
「豚汁とどこが違うんだ?」という外野からの野次も聞こえてきますが、
材料はほとんど同じなので、素人衆には区別がつかないかもしれません。

あえていえば、その年の里芋が収穫できる頃に行うのが「芋煮」で、
私はこれをやるために毎年春先に里芋の苗を植えているので、
里芋の収穫祭という感じが強いです。

つまり、宮城の「民俗行事」なわけです!

特に今年は、夏に日照りが続いたため、水が大好きな里芋をくたらせないように一生懸命水やりしたので、
収穫した里芋は例年より小さめでしたが、芋煮が出来たというだけで満足でした。

出来上がったものを見てしか判断できない都会人には、分からない世界だと思います。

収穫した里芋を最大限に楽しむために、野菜やキノコなどいろいろなものをぶち込んで鍋を作ります。
豚肉に大根、人参、ねぎ、豆腐、糸こんにゃく、舞茸、ヒラタケなどが、わたしの芋煮の定番です。
具は、それ自体を味わうために、豚汁の時よりは大きめに切ります。

2回めにやるときは、私は「山形風」に、牛肉を使って醤油味で芋煮を楽しみます。
それ以降は、毎回味噌味です。

本格的に鍋シーズンになって来ると、
スーパーに並ぶ食材を吟味しながら、今夜の鍋を考えます。
三陸産の鱈、牡蠣などは、鍋の横綱・大関です!

冬になると、なども出てきて、
鶏と醬油だしだけの汁に、長めに切ったセリをさっとくぐらせて食べるのが最高です!
セリの旨さが存分に味わえます!

鍋の具材というのは、その時手に入るものならなんでもいいんですが、
主役の魚介類に野菜とキノコと豆腐を合わせるのが基本です。
こってり行きたいときは、鶏肉や豚肉を加えることもあります。
味付けは、醤油と酒だけが多いです。
取り分けてから、味ポンをかけて食べるのもよくやります。
まあ、自由自在に楽しめるのが鍋のいいところですね!

私の鍋ライフに、昨年から新しい材料が加わりました。
youki の「四川式鍋 麻辣火鍋の素」がそれです!
辛いのが大好きなので、これを見つけたときは嬉しかったです!

四川式鍋 麻辣火鍋の素

鍋が食べたいな、と思ったときは、とりあえず冷凍でもなんでもいいから魚を買ってきて、
それに野菜とキノコと豆腐をぶちこみ、水を入れて、あとは「麻辣火鍋の素」を真っ赤にぶっかけるだけ!

すっげえ、辛い一品の出来上がり!

…じつは昨年、初めてこいつを使った時、私は大失敗をしてしまいました。
よく振らないで、「麻辣火鍋の素」を鍋に入れてしまったんです。
すると、上澄み液だけが鍋に注がれ、花椒(ホアジャン)と唐辛子と豆板醤のエキスが舌を直撃し、
あまりの辛さに発狂寸前になりました。

今年は昨年の教訓を忘れずに、しっかりとボトルを振って使うようにしているので、発狂はまぬがれています。
適量さえ使えば、どんな具材も辛うまく料理してしまうすぐれものです。