- 「柔道映画」を概観する
- 「柔道映画」の作品リスト
- 『姿三四郎』黒沢 明 監督(昭和18年・1943年3月25日封切) 東宝
- 『続姿三四郎』黒澤明(昭和20年・1945年5月3日封切) 東宝
- 『近世名勝負物語 花の講道館』(1953年11月16日封切)
- 『少年姿三四郎 第一部 山岳の決闘』波島進(1954年4月13日封切) 東映
- 『姿三四郎』波島進主演(1955年1月27日封切) 東映
- 『続姿三四郎』波島進主演(1955年2月1日封切) 東映
- 『講道館四天王』(1955年7月3日)大映
- 『柔道流転』(1955年10月18日封切)新東宝
- 『柔道開眼』(1955年9月28日封切)松竹
- 『黒帯無双』(1955年11月15日封切)新東宝
- 『薔薇の絋道館』(1956年1月3日封切)大映
- 『黒帯三国志』(1956年1月29日封切) 東宝
- 『黒帯有情 花と嵐』(1956年4月25日封切) 日活
- 『月の紘道館』(昭和31年・1956年7月5日封切)大映
- 『嵐の中の男』(1957年2月5日封切)東宝
- 『残月講道館』(1957年4月16日封切)大映
- 『嵐の講道館』(1958年8月12日封切)大映
- 『講道館に陽は上る』(1959年4月8日封切)大映
- 『柔道一代』(1963年4月21日封切)東映
- 『近世名勝負物語 花の講道館』(1963年11月16日封切)大映
- 『日本名勝負物語 講道館の鷲』(1964年2月1日封切)大映
- 『柔旋風』(1965年3月13日封切)日本電影 松竹・配給
- 『雲を呼ぶ講道館』(1965年5月27日封切)大映
- 『姿三四郎』加山雄三・主演(1965年5月29日封切) 東宝
- 『姿三四郎』竹脇無我・主演(1970年7月25日封切) 松竹
- 『柔の星』(1970年12月19日封切)東宝
- 『若き日の講道館』(昭和46年・1971年10月2日封切)大映
- 『姿三四郎』三浦友和・主演(昭和52年・1977年10月29日封切) 東宝
「柔道映画」を概観する
黒澤明が戦時中に監督デビュー作として『姿三四郎』を撮って以来、その影響を受けてマンガ界やテレビ映画の世界で、数多くの「柔道物」が創作されてきた歴史を見て来ました。
今回は、映画界での「柔道物」の歴史を見ていきたいと思います。
ただ、あまり深く内容に踏み込めないことを、あらかじめお断りしておきます。
ビデオ化されている作品が決定的に少ないため、タイトルを知っている程度のものがほとんどだからです。
現在入手可能なものとしては、黒澤明監督『姿三四郎』『續姿三四郎』以外に知りません。
『柔道一代』は、この間YouTubeの「TOEI Xstream theater」で無料配信したのを、偶然録画することができました。
岡本喜八監督『姿三四郎』(三浦友和・主演)は、以前、NHKBSで放送した時に録画したものを持っています。
渡辺邦男監督『姿三四郎』(竹脇無我・主演)は、VHSテープをレンタルしたのをDVDにダビングしたものを持っていますが、ところどころ大事な部分が切れていて、資料的な価値は低いです。
ほかに、『薔薇の紘道館』が、どこかのサブスクで配信されていたというのを聞いたので、有料見放題チャンネルではこれからも歴史的な「柔道映画」を見るチャンスがあるかもしれません。
「出逢いのロマン」を信じて、いつか見ることの出来るその日を待ちましょう。
その手がかりとして使ってもらえる「映画リスト」を作成してみましたので、ご覧ください。
※もし、どこかで見ることが出来た人がいたら、下の方の「コメント」からでも教えていただけたら嬉しいです!
「柔道映画」の作品リスト
『姿三四郎』黒沢 明 監督(昭和18年・1943年3月25日封切) 東宝
絶技 山嵐が初まった!
死斗の形相は次第に殺気を含み、肉を喰み、骨を鳴らす右京ヶ原の決闘!
スタッフ
- 監督・脚本/黒澤明
- 原作/富田常雄(錦城出版社版)
- 撮影/三村明
- 美術/戸塚正夫
- 音楽/鈴木静一
出演者
- 矢野正五郎/大河内傳次郎
- 姿 三四郎/藤田進
- 小夜/轟夕起子
- 檜垣源之助/月形龍之介
- 村井半助/志村喬
- お澄/花井蘭子
- 飯沼恒民/青山杉作
- 三島総監/菅井一郎
- 門馬三郎/小杉義男
- 和尚/高堂国典
- 壇 義麿/河野秋武
- 戸田雄次郎/清川荘司
- 津崎公平/三田国夫 ほか
解説
『姿三四郎』は、黒澤明の映画監督デビュー作です。
何本かシナリオを書いて、演出家になる道を探りながらも実現せず、すっかりくさっていたところ、黒澤明は富田常雄の小説『姿三四郎』という新刊書籍の新聞広告を見ました。
「柔道の天才児の波瀾の人生」といった簡単な内容紹介しか書かれていなかったのですが、「こいつはいける!」と直感的に感じた黒澤は、当時の東宝の所長だった森田信義に映画化権を押さえてくれるよう頼みに行きました。
森田の返事は、「会社としては内容も分からずに買うわけには行かない、君がその本を読んで、これならよしと思ったら買おうじゃないか」というものでした。
それからの黒澤は、毎日書店に足を運び、今日は出てないかと本棚をにらむ日が半月ほど続きました。
夜の十時頃、渋谷のある本屋に入ったところ、『姿三四郎』という題名の本をついに見つけました。早速買って帰り、夜を徹して読んでみると、最初の直感通り、とても面白い。
翌朝、一番の電車で森田所長の下に押しかけると、ようやく森田は買うことを約束してくれました。
直接、富田常雄との交渉に当ったのは、当時東宝の文芸部員だった田中友幸でした。田中が富田常雄邸を訪ねると、すでに松竹や大映など各社から引き合いが来ていると言うことで、その日は話が着きませんでした。
翌々日、富田に呼び出しを受けて田中が再び富田邸を訪ねると、今度は正式に東宝が映画化権を獲得することが決定しました。
富田の妻が、映画雑誌で黒澤明についての記事を読んでいて、映画監督として有望な新人であると富田に勧めたのが決め手となったのでした。
原作料は百円で、当時としては標準的な額だったそうです。誰もこの映画が大ヒットするとは想っていませんでした。
ご存じ!名場面!
【矢野正五郎の闇討ち】
三四郎が柔術修行のため門を叩いた心明活殺流・門馬三郎の所では、いましも修道館の矢野正五郎を闇討ちするところでした。
満々と水を湛えた河を後ろにして、門馬一派に立ち向かう矢野正五郎。まさに「背水の陣」です。
かかって来る一味を、次々に河の中へ投げ込んでいきますが……この時、矢野役の大河内傳次郎は、誤ってバランスを崩し真冬の河の中に落ちてしまったということです。
【下駄】
矢野正五郎は人力車に乗って帰宅途中に、門馬一派の闇討ちに遭いますが、逃げてしまった俥屋に代わって、三四郎が俥を引くことを申し出ます。
脱いだ下駄をどうしようか悩んだ末に、三四郎はその場に抛り出して、裸足で人力車を引いて駆けだします。「ははは…」という矢野の笑い声。
①……ポツネンと残った三四郎の下駄。(O・L)
②車輪、人の足の行き来の中にもまれている三四郎の下駄。(O・L)
③雨の中で淋しそうな三四郎の下駄。(O・L)
④三四郎の下駄を犬が振り廻している。(O・L)
⑤三四郎の下駄に雪が静かに降っている。(O・L)
⑥桜の花片の流れる河の棒杭に引っかかっている三四郎の下駄。(O・L)
(『姿三四郎』シナリオより)
そうして三四郎の下駄が流れて画面から切れると、その向こうには灯の入った祭り提灯が並び、そこでは三四郎が喧嘩の真っ最中なのでした。
6つの下駄のカットをモンタージュするだけで時間の経過を表現するという、映画的表現を追求した名シーンです。
【蓮池】
自分の強さに慢心した三四郎が、矢野流柔道を揶揄した柔術家連中と喧嘩する事件を起こします。
「お前の柔道と私の柔道とは天地の隔たりがある……気がつくか」「お前は人間の道を知らぬ……道を知らぬ者に柔道を教えるのは気違いに刃物を与えるのに等しい」と、矢野に諭されても素直に受け入れることの出来ない三四郎は、師とのやり取りの末に意地を張って蓮池の中に飛び込んでしまいます。
夜明け方、池の中の棒杭にしがみついたまま眠っていた三四郎は、生まれたての赤ん坊のような蓮の花が開くのを見て、言い知れぬ喜びを感じておもわず矢野を呼ぶ、という印象的なシーンです。
のちに村井半助との試合を前にして苦悩する三四郎は、「修道館の姿三四郎はあそこで生れた。お前はその命を忘れたのか。お前の命は何だ、三四郎!」と、蓮池を指さす和尚(高堂国典)の一喝を喰らい、三四郎は警視庁武術大会へと急ぐことになります。
蓮池は、柔道家・姿三四郎が生れる「胎内」であり、三四郎が浸かっている池水は「羊水」の象徴となっているようです。
とすると、三四郎がすがりついている棒杭は・・・男性的なるものの象徴ということになるでしょうね。
【檜垣源之助】
檜垣源之助(月形龍之介)のファッションに注目!
山高帽に二重廻しのコートを着込んでいます。
戸田雄次郎(清川荘司)も初登場シーンでスーツを着て現れますが、彼は矢野正五郎の書生でもあるので、矢野の用を足してきたところだったのかも知れません。それ以降の場面では、戸田も絣に袴の書生姿で通しています。
それ以外の登場人物たちは、みんな着物姿です。
なぜ、檜垣源之助だけがいつも洋服を着ているのか?
それを理解するのに役立ちそうなジョン・ダワーによる指摘を紹介しておきます。
しかしながら、西洋文明の粧しこんだ装具は、反対に西洋の精神的退廃一般を表す象徴となった。プロパガンダ映画(そこにほんとうの西洋人はほとんど現れない)における歪曲は、西洋人の代理として──すなわち、いちじるしく「西洋化された」個人として──弱々しく自堕落なアジア人を示すことである。黒澤の崇拝者は、これを『姿三四郎』の話に登場する悪役に認めることだろう。(ジョン・W・ダワー「日本映画、戦争へ行く」)
ダワーのこの指摘は、まさに檜垣源之助のことを言っています。檜垣の洋服ファッションは、西洋かぶれの「精神的退廃」を象徴している、というわけです。
この映画が大東亜戦争中に公開されていることを思えば、洋装の檜垣源之助は、「敵」としての「形象」を備えた人物として描かれねばならなかったのでしょう。
檜垣が弱々しいとは言えないかもしれませんが、しかし「自堕落なアジア人」の一人であるのは間違いありません。
上に引用した写真は、檜垣が矢野正五郎に挑戦しようとして隆昌寺に訪ねて来た場面なのですが、檜垣は煙草をふかしながら三四郎に話しかけているのです。寺門内で。檜垣の「無礼さ」が際立つ場面です。
さらに、次に引用する写真は、柔術の師である村井半助宅に訪ねて来た檜垣源之助です。
村井は留守で、家には娘の小夜しか居ません。そこで檜垣は、寝そべったまま煙草を吸っています。
「向こうに来るのは三四郎 あれにさわるな三四郎 さわると怖いぞ三四郎 寄るなさわるなみな逃げろ」
三人の子供たちが歌って行く声が聞こえます。
「さわると怖いぞ三四郎…… 先生は警視庁の武術大会で、その姿三四郎と試合をする」
一輪挿しに活けた山茶花の花に、煙草の灰をはたく檜垣。
「小夜さん、柔術諸流の中で、勝てるのは僕だけだ。……先生を安全にできるのは、僕だけだよ、小夜さん」
「いいえ! 父は勝ちます!」と、檜垣の言葉を否定する小夜。それは檜垣の存在そのものに対する拒絶の表明でもありました。
檜垣って、……じ~だ~ら~く~~!
【出会い】
小夜(原作では乙美)と三四郎が初めて出会うシーン。
小夜の下駄の鼻緒が切れて、そこに通りかかった三四郎が、手ぬぐいを裂いてすげてやります。
じつは父・村井半助の対戦相手とは知らずに、小夜は三四郎に思いを寄せていく、観客にはそれが分かっているので、なんとも切ないシーンです。
唐傘を放り出して、小夜の下駄の鼻緒をすげるのに一所懸命な三四郎に、小夜はそっと傘をかぶせて雨をよけてやります。
小さな傘の中の二人だけの世界──
「僕が姿三四郎です」そう告げて、三四郎は修羅の待つ下界へと駆け下りて行く。途中で立ち止まって、小夜を振り返り、「お父さんの武運をお祈りします」と言うと、再び駆け下りて行く。
長い石段の半ばあたりに立ち尽くす小夜──。
石段の上には神社の境内、神界が広がり、石段の下には、修羅の人間界が広がっています。
三四郎に恋心を抱き、父の対戦相手であることを告白された小夜は、天国と地獄の間の世界に宙吊りになっている! 見事な象徴的映像表現だと思います。
黒澤明は、こういう映画が撮りたくて演出家を目指していたんだなということが判り、そういう意味でもなかなか感動的な場面だと思います。
【右京ヶ原の決闘】
黒澤明が描いた右京ヶ原の決闘は、『姿三四郎』映画史上、最高の迫力でした。
風! 風! 風!
雲! 雲! 雲!
そして、風! 風! 風!
吹きすさぶ強風がただ事でない!
三四郎が村井半助宅に招かれて、小夜と三人で食卓を囲んでいると、誰か入って来る気配に小夜が立ち上がります。
障子があいて、現われたのは檜垣源之助!
すると、風の吹く音が映像にかぶさって聞こえて来ます。
(暗転)
檜垣から三四郎への「果状」が大映しにされます。そこではまたしても、吹きすさぶ風の音が映像にかぶさってきます。
三四郎が歌う「田原坂」が聞こえると、次の瞬間にそこはもう右京ヶ原!
風はさらに強風を呼んで、右京ヶ原は嵐の真っただ中です!
「風」とは、この映画にとって何か?
物語を動かすモチベーションの象徴であり、三四郎と檜垣の胸奥に渦巻く闘魂の表現でもあると思います。
じつはこの映画をよく見てみると、いろんな場面でそれとなく「風」が描かれていることに気付きます。
警視庁武術大会で、三四郎対村井半助の試合が始まるのを待っているほとんどの観客たちが、手に団扇を持ってしきりにパタパタとあおいでいます。
暑い日であることを表現しているとも言えるかも知れませんが、それにしてはうるさすぎます。これは、観客たちが団扇で「風」を起こしていることを表現しているのだと思います。
三四郎は村井との試合を心の底では望んでいない、しかし、観客たちが団扇で「風」を起こしている! 「風」すなわち戦いのモチベーションです!
これら観客たち(そこには檜垣源之助も、矢野正五郎や四天王たちもいる。ただ、小夜はいない。)のために闘うのだ、ということだと思います。
「風」と並んで「雲」にも象徴的な役割が与えられているのを感じます。
門馬三郎一派の闇討ちの決着が付いて、三四郎が矢野正五郎を乗せた人力車を引いてその場を立ち去る場面で、夜の空に小さな雲が一つ、ぽっかりと浮かんでいるシーンがあります。
また、画面いっぱいに白い雲が映っている、と思った次のカットでは、三四郎がそれを見上げている姿が映される。
檜垣が隆昌寺に訪ねてくるシーンの導入部なのですが、ここでの「雲」は、三四郎の「希望」の象徴なのだと思います。
矢野正五郎と三四郎が出会った場面では小さかった「雲」(希望)が、蓮池での覚醒を経た後では、「大きな雲」となっているわけです。
そして「風」と「雲」は、右京ヶ原の決闘において、「風」は最大限に吹きまくり、「雲」は空を覆って激しく形を変えながら流れて行きます。
「風雲急を告げる」という言葉を、そのまま映像化するとこうなるという場面です。
右京ヶ原の決闘は、最初スタジオにススキの原っぱのセットを組んで撮影する予定でしたが、黒澤の希望で三日間だけ時間をもらい、箱根仙石原へロケに出かけました。
風待ちでスタッフが宿で待機していましたが、なかなか風が吹きません。もうダメかと思った最終日、ついに大風が吹き始めました。
スタッフ全員が機材を抱えて飛び出し、この名場面が生まれたのでした。
「仙石原の神風」と黒澤は語っています。
富田常雄、黒澤明『姿三四郎』の「山嵐」にクレームを付ける!
映画『姿三四郎』は、戦時下で大ヒットしました。
原作者の富田常雄も、大いに面目を施しましたが、試写会で黒澤明に「山嵐」の描写に抗議したということを書いています。
それにしても、これは余談であるが、映画の三四郎が門馬三郎を投げた山嵐の効果の派手であった事よ! 私は試写を見てゐて、空中滑走の様な門馬の飛び方に不自然を感じて、演出の黒澤明に抗議した処、彼の曰く、これ以上切ることは出来ないのです。切って、切って、もう、フィルムにして幾コマもないのですよ、と。私は映画の誇張として、これを肯定したが、山嵐で飛ばされても、あの様には落ちない。もっと体が丸まるものである。併し、この撮影の時、門馬をやった小杉義男は脚立の上から積み重ねた布団に向って飛んだという。だから、この姿勢が生れたのであろう。(富田常雄『姿三四郎の手帖』)
確かに、黒澤の言う通り、この山嵐で投げられる場面は、たった2コマで描かれています。これじゃ、切りようがない。
誰が撮った『姿三四郎』でも、三四郎の「山嵐」は映画の見せ場でもあるので、派手に誇張されていることが多いと思います。
その中で、比較的「リアル」に感じたのは、岡本喜八監督、三浦友和主演の『姿三四郎』(昭和52年)の「山嵐」です。
『続姿三四郎』黒澤明(昭和20年・1945年5月3日封切) 東宝
スタッフ
- 監督・脚本/黒澤明
- 原作/富田常雄(錦城出版社版)
- 柔道指導:佐藤金之助、高村徳一
- 唐手指導:小西康祐
- 拳闘指導:堀口恒男(ピストン堀口)
- 撮影/伊藤武夫
- 美術/久保一雄
- 音楽/鈴木静一
出演者
- 矢野正五郎/大河内傳次郎
- 姿 三四郎/藤田進
- 檜垣源之助・鉄心/月形龍之介(大映)
- 檜垣源三郎/河野秋武
- 小夜/轟夕起子
- 戸田雄次郎/清川荘司
- 壇 義麿/森 雅之
- 津崎公平/宮口精二
- 左文字大三郎/石田鉱
- さいづち和尚/高堂国典
- 布引好造/菅井一郎 ほか
解説
ポスターに、「情報局国民映画」とあります。
情報局は1940年12月、内務省に新設された部局で、戦時下において言論・出版・文化を検閲・統制する目的で設置されました。内閣直属の機関であり、銃後の国民向けプロパガンダも統括していました。
当時は、映画制作するときは、あらかじめ情報局へ脚本を提出し、許可されたものだけがフィルムの割り当てを受けるというシステムになっていました。
黒沢の傑作「姿三四郎」の熱狂完結篇!
拳闘来れ、唐手来れ!無敵の情熱児三四郎は行く恋と激闘の新天地へ…
『近世名勝負物語 花の講道館』(1953年11月16日封切)
乙女の恋が花と咲き、男の涙に血を沸かす!長谷川一夫の黒帯すがた!
スタッフ
- 監督/森一生
- 脚本/八尋不二
- 原作/村松梢風
- 撮影/牧田行正
- 美術/上里義三
- 音楽/大久保徳二郎
出演者
- 三島英之/長谷川一夫
- 野田権三郎/菅井一郎
- 娘お光/山本富士子
- 嘉納治五郎/河野秋武
- 大山関次郎/清水 元
- 大村龍吉/田崎 潤
- 馬場七五郎/石黒達也
- お京/小暮実千代 ほか
『少年姿三四郎 第一部 山岳の決闘』波島進(1954年4月13日封切) 東映
スタッフ
- 監督/小林恒夫
- 脚本/窪田篤人・青木義久
- 原作/富田常雄
- 撮影/佐藤三郎
- 美術/中村修一郎
- 音楽/塚原哲夫
- 時代考証/石黒敬七
出演者
- 姿 三四郎/波島 進
- 姿 三四郎(少年時代)/三木 弘
- 源次/萩原 満
- 大曽根俊作/石黒達也
- 俊平(お俊)/月丘千秋
- 戸越雄一郎/山形 勲 ほか
解説
「第一部 山岳の決闘」 1954年4月13日公開
「第二部大川端の決闘」 1954年5月25日公開
『姿三四郎』波島進主演(1955年1月27日封切) 東映
触るとこわいぞ三四郎!乙女のいのち三四郎!月も凍るお台場、原に飛ぶ雲、必殺の山嵐!
スタッフ
- 監督/田中重雄
- 脚本/窪田篤人・青木義久
- 原作/富田常雄
- 撮影/西川庄衛
- 美術/田辺達
- 音楽/高田信一
出演者
- 姿 三四郎/波島 進
- 村井乙美/宮城野由美子
- 南小路高子/高千穂ひずる
- 檜垣源之助/植村謙二郎
- 矢野正五郎/山村 聡
- 村井半助/小沢栄太郎
- 香車の安/花沢徳衛
- 飯沼恒民/山形 勲
- 谷 干城/明石 潮
- 木島太郎/清水 元
- 門馬三郎/萩原 満
- 壇 義麿/山本麟一
- 戸田雄次郎/高木二朗
- 津崎公平/岩上 瑛 ほか
『続姿三四郎』波島進主演(1955年2月1日封切) 東映
胸うずく青春の血汐を秘めて三四郎の決斗、波瀾の嵐!
スタッフ
- 監督/田中重雄
- 脚本/窪田篤人・青木義久
- 原作/富田常雄
- 撮影/西川庄衛
- 美術/田辺達
- 音楽/高田信一
出演者
- 姿 三四郎/波島 進
- 村井乙美/宮城野由美子
- 南小路高子/高千穂ひずる
- 檜垣源之助/植村謙二郎
- 矢野正五郎/山村聡
- 村井半助/小沢栄太郎
- 香車の安/花沢徳衛
- 飯沼恒民/山形 勲
- 谷 干城/明石 潮
- 木島太郎/清水 元
- 門馬三郎/萩原 満
- 壇 義麿/山本麟一
- 戸田雄次郎/高木二朗
- 津崎公平/岩上 瑛 ほか
『講道館四天王』(1955年7月3日)大映
恋と柔道と命を賭けて、今ぞ起つ、講道館の熱血児!
スタッフ
- 監督/枝川弘
- 脚本/松浦健郎
- 撮影/板橋重夫
- 美術/仲美喜雄
- 音楽/鈴木静一
出演者
- 筧 駿介/菅原謙二
- 滝 三風/小堀明男
- 麻島靖三郎/八木沢 敏
- 難波田信吾/直木 明
- 高田太郎/香取洋介
- お吟/伏見和子
- 弥生/峰 幸子
- 安濃理五郎/山形 勲
- 漆山龍之介/高松英郎 ほか
やっぱり柔道映画は大映だ! 興奮と魅力の
『柔道流転』(1955年10月18日封切)新東宝
死を賭けた宿命の対決! 拳鬼に挑む熱血柔道魂!!
スタッフ
- 監督/内川清一郎
- 脚本/青木義久・窪田篤人
- 原作/古賀残星『天才永岡十段』
- 撮影/岩佐一泉
- 美術/麻生治男
- 音楽/大森盛太郎
出演者
- 高岡修介/若山富三郎
- 比嘉広之進/中山昭二
- 相馬七五郎/田崎 潤
- 比嘉奈津代/安西鄕子
- 小野早苗/日比野恵子
- お春/池内淳子
- 鈴江/若山セツ子
- 大垣一作/二本柳寛 ほか
解説
二部作で、続編は『黒帯無双』。
ポスターを見て想うのは、「顔芸」がスゴイ! ということ。笑
若き日の若山富三郎と中山昭二、やってくれてますなあ!
『柔道開眼』(1955年9月28日封切)松竹
空手か!柔道か! 死を賭した宿命の対決!!
スタッフ
- 監督/岩間鶴夫
- 脚本/中山隆三・岩間鶴夫
- 原作/秋永芳郎
- 撮影/斎藤毅
- 美術/梅田千代夫
- 音楽/池田正義
出演者
- 真船五郎/菅佐原英一
- 立花加代子/紙 京子
- 泉 珠子/宮城野由美子
- 小坂啓太/川喜多雄二
- 泉龍太郎/市川小太夫
- 岡田玄覚/山形 勲
- 酒井菊四郎/北 竜二
- 泉 猛房/井沢一郎 ほか
『黒帯無双』(1955年11月15日封切)新東宝
怒濤に濡れた恋! 炸裂した必殺の斗魂!!
スタッフ
- 監督/内川清一郎
- 脚本/青木義久・窪田篤人
- 原作/古賀残星『天才永岡十段』
- 撮影/岩佐一泉
- 美術/麻生治男
- 音楽/大森盛太郎
出演者
- 高岡修介/若山富三郎
- 比嘉広之進/中山昭二
- 相馬七五郎/田崎 潤
- 比嘉奈津代/安西鄕子
- 小野早苗/日比野恵子
- お春/池内淳子
- 鈴江/若山セツ子
- 大垣一作/二本柳寛 ほか
『薔薇の絋道館』(1956年1月3日封切)大映
大映、86分。
恋か!柔道か!青春の火花を散らす一本勝負!大映自慢の恋愛柔道映画!
スタッフ
- 監督/佐伯幸三
- 脚本/八住利雄
- 原作/富田常雄
- 撮影/中川芳久
- 美術/高橋康一
- 音楽/伊福部昭
出演者
- 姿 三四郎/菅原謙二
- 正雄/北原義郎
- しのぶ/若尾文子
- 千代/市川和子
- 越後屋久造/南部彰三
- 菊龍/山本富士子
- 左近次/高松英郎
- 鬼丸鉄源/清水 元
- 矢野正五郎/山形 勲
- 戸田雄次郎/浜口喜博
- 壇 義麿/八木沢 敏
- 津崎公平/南弘二 ほか
解説
原作は雑誌『平凡』連載の富田常雄『紘道館の鷲』。
『黒帯三国志』(1956年1月29日封切) 東宝
殺人ボクサーか!柔道の小天狗か!灼熱の恋をかけて斗う風雲の対決!
スタッフ
- 監督/谷口千吉
- 脚本/松浦健郎・山崎巌・谷口千吉
- 原作/下村明
- 撮影/飯村正
- 美術/北孟夫・村木与四郎
- 音楽/伊福部昭
出演者
- 小関昌彦/三船敏郎
- 天路正純/佐分利信
- 形原四郎/小堀明男
- 天路静江/香川京子
- 加茂紀久子/岡田茉莉子
- お葉/久慈あさみ ほか
『黒帯有情 花と嵐』(1956年4月25日封切) 日活
モノクロ 93分
柔道勝つか、柔術勝つか!竜虎相対して嵐呼ぶ渦中に突如現われた空手の怪人!危うし黒帯壇駿介
スタッフ
- 監督/滝沢英輔
- 原作・脚本/松浦健郎
- 撮影/峰重義
- 美術/小池一美
- 音楽/鈴木静一
出演者
- 檀 駿介/葉山良二
- 恵子/芦川いづみ
- 牟礼三九郎/安井昌二
- 海棠龍三郎/水島道太郎
- お駒/日高澄子
- 安濃利五郎/滝沢 修 ほか
『月の紘道館』(昭和31年・1956年7月5日封切)大映
柔道映画の爽快さと、甘美な恋愛が、三大スタア競演で展開する!
スタッフ
- 監督/木村恵吾
- 脚本/池上金男
- 原作/富田常雄
- 撮影/峰重義
- 美術/小池一美
- 音楽/鈴木静一
出演者
- 伊吹義夫/菅原謙二
- 長尾桂子/川上康子
- 久原伴作/小堀明男
- 伊吹賢一/根上淳
- 佐島進介/浜口喜博
- 希代/清水谷薫
- 宮本/八木沢敏
- 照木四郎/清水元
- 母 浜/市川春代
『嵐の中の男』(1957年2月5日封切)東宝
96分。
全篇を覆う七つの決斗!恋と活劇の豪壮篇!!
スタッフ
- 監督/谷口千吉
- 脚本/松浦健郎・谷口千吉
- 撮影/山田一夫
- 美術/河東安英
- 音楽/渡辺浦人
出演者
- 渡 三郎/三船敏郎
- 辻堂庫次/小堀明男
- 屋嘉比運平/田崎 潤
- 清水秋子/香川京子
- 小村圭子/磯村みどり
- お紺/根岸明美
- 小村寿太郎/村上冬樹
- 段原八段/小杉義男 ほか
豪快無双の風雲児が捲き起す花の恋!火の激斗!
『残月講道館』(1957年4月16日封切)大映
ヒラリ!宙に舞うは月か人か、神技一閃!飛ぶは宿敵残月落し!
スタッフ
- 監督/村山三男
- 脚本/松浦健郎
- 原作/長谷川泰一
- 撮影/長井信一
- 美術/間野重雄
- 音楽/大久保徳二郎
出演者
- 磯野竜太/菅原謙二
- 舟木美緒/近藤美恵子
- 宮下妙子/小野道子
- お辰/若松和子
- 安濃理五郎/黒川弥太郎
- 桜井鉄将/高松英郎 ほか
復讐を誓う必殺「残月落し」!
起つ熱血青年に咲く二つの花!
『嵐の講道館』(1958年8月12日封切)大映
嵐を呼ぶか一本背負い!雲を呼ぶか両目つぶしの唐手!
スタッフ
- 監督/枝川弘
- 脚本/松浦健郎・石井喜一
- 撮影/高橋通夫
- 美術/柴田篤二
- 音楽/加藤三男
出演者
- 高 信介/菅原謙二
- 高 良多/品川隆二
- 太宰秋子/若尾文子
- 五光のお竜/小野道子
- 残馬八郎/高松英郎
- 有馬京子/金田一敦子
- 佐東正雄/田宮二郎 ほか
豪快!山嵐勝つか、必殺の空手制するか、血風呼ぶ千丈岬の対決!
『講道館に陽は上る』(1959年4月8日封切)大映
炸裂する殺人パンチ!羽目板を貫く一本背負い!必勝を期して躍動する青春の血汐!!
スタッフ
- 監督/田坂勝彦
- 脚本/吉田哲郎
- 撮影/杉山公平
- 美術/太田誠一
- 音楽/高橋 半
出演者
- 曽根五郎/菅原謙二
- 馬場隆/本郷功次郞
- 加代/浦路洋子
- お光/中村玉緒
- 白瀬園子/美川純子
- ブラック・ロック/アーレン・カワスジ
- ビリ健/水原浩一
- 郷田喬介/寺島 貢
- 矢野庄五郎/清水 元 ほか
炸裂する殺人パンチ! 龍虎相うつ凄絶の大決斗篇!!
『柔道一代』(1963年4月21日封切)東映
村田英雄と千葉真一!波瀾万丈、血わき肉おどる豪快ドラマ!
スタッフ
- 監督/佐伯清
- 脚本/松浦健郎
- 原作/近藤竜太郎
- 撮影/林七郎
- 美術/田辺達
- 音楽/小杉太一郎
出演者
- 香野理五郎/杉浦直樹
- 西郷四郎/千葉真一
- 山北義夫/佐伯 徹
- 戸田常次郎/室田日出男
- 横川次郎作/曽根晴美
- 与那嶺拳心/木村文武
- 大坪道子/佐久間良子
- 与那嶺ミキ/筑波久子
- 芸者万弥/月村圭子
- 朝舜和尚/花沢徳衛
- 大村竜作/村田英雄 ほか
柔術も、カラ手も、ドスもどんと来い! 講道館で男を磨いた俺たちだ!!
『近世名勝負物語 花の講道館』(1963年11月16日封切)大映
血風すさぶこの一瞬! 羽目板ぶちぬく壮絶の投げ業!
スタッフ
- 監督/瑞穂春海
- 脚本/八尋不二
- 原作/村松梢風
- 撮影/竹村康和
- 美術/加藤茂
- 音楽/大久保徳二郎
出演者
- 三島英之/本郷功次郞
- 娘お光/高田美和
- お京/高千穂ひずる
- 馬場七五郎/藤巻潤
- 大山関次郎/若山富三郎
- 木村龍吉/北城寿太郎
- 竹本右花/井伊美貴
- 野田権三郎/石黒達也
- 嘉納治五郎/原聖四郎 ほか
血風すさぶこの一瞬! 羽目板ぶちぬく壮絶の投げ業!
『日本名勝負物語 講道館の鷲』(1964年2月1日封切)大映
死ぬまで闘う腕と業! 風雪の原野に炸裂する三四郎の山嵐!
スタッフ
- 監督/瑞穂春海
- 脚本/八住利雄・田口耕三
- 原作/富田常雄
- 撮影/竹村康和
- 美術/加藤茂
- 音楽/高橋半
スタッフ
- 姿 三四郎/本郷功次郞
- しのぶ/高田美和
- 南村克美/坪内ミキ子
- 姿 正男/山下洵一郎
- 榊 剛三/若山富三郎
- 越村直也/永田 靖
- 矢野正五郎/石黒達也
- 左近次/丹羽又三郎
- 鬼丸鉄源/佐々木孝丸 ほか
『柔旋風』(1965年3月13日封切)日本電影 松竹・配給
風か獣か、捨身の荒わざ! 豪快日本一を競う大勝負!
スタッフ
- 監督/渡辺邦男
- 原作・脚本/富田常雄
- 撮影/河原崎隆夫
- 美術/川村鬼世志
- 音楽/山田栄一
- 主題歌/美空ひばり『柔』
出演者
- 矢野正五郎/平井昌一
- 矢野一作/香川良介
- 矢野須賀子/松山容子
- 戸田雄二郎/倉丘伸太郎
- 壇 義麿/石井竜一
- 津崎公平/石倉英彦
- 島屋長作/本郷秀雄
- 島屋千鶴/和泉恵子
- 椿 早苗/佐治田恵子
- 檜垣源之助/内田良平
- 愚庵和尚/曾我廼家明蝶
- 井沢修三/丹羽哲郎 ほか
解説
製作の日本電影映画社は、テレビ映画『姿三四郎』『柔』『続・柔』『柔道水滸伝』などを製作した会社で、昭和40年、『柔一すじ』が日本テレビ系列局で放映されていました。この映画は、テレビ『柔一すじ』の映画化作品と思われます。
『雲を呼ぶ講道館』(1965年5月27日封切)大映
ヒラリ空中三回転!地上に降り立つその瞬間、必殺の投げ業が殺気を断つ!
スタッフ
- 監督/弓削太郎
- 脚本/松浦健郎
- 撮影/宗川信夫
- 美術/仲美喜雄
- 音楽/池野成
出演者
- 筧 駿介/本郷功次郎
- 滝 三風/藤巻 潤
- 麻島靖三郎/仲村 隆
- 難波田信吾/橋本力
- 高田太郎/藤山浩二
- 弥生/姿 三千子
- 安濃理五郎/宇津井 健
- 漆山龍之介/成田三樹夫 ほか
『姿三四郎』加山雄三・主演(1965年5月29日封切) 東宝
スタッフ
- 監督/内川清一郎
- 脚本/黒澤明
- 原作/富田常雄
- 撮影/小泉福造
- 美術/水谷浩
- 音楽/佐藤勝
出演者
- 姿 三四郎/加山雄三
- 矢野正五郎/三船敏郎
- 村井半助/加藤大介
- 娘 小夜/九重佑三子
- 門馬三郎/伊藤雄之助
- 娘 お澄/原知佐子
- 檜垣源之助/岡田英次
- 檜垣鉄心/岡田英次
- 檜垣源三郎/山崎 努
- 和尚/左 卜全
- 戸田雄二郎/青木義朗
- 壇 義麿/松枝錦治
- 津崎公平/児玉謙二 ほか
『姿三四郎』竹脇無我・主演(1970年7月25日封切) 松竹
泣くな早乙美!はやるな三四郎! 右京ヶ原の必殺技、なるか!
スタッフ
- 監督/渡辺邦男
- 脚本/渡辺邦男
- 原作/富田常雄
- 撮影/西前弘
- 美術/木村晃広
- 音楽/牧野由多可
- 主題歌/姿憲子『姿 三四郎』
出演者
- 姿 三四郎/竹脇無我
- 矢野正五郎/高橋幸治
- 戸田雄二郎/森次浩司
- 壇 義麿/小沢忠臣
- 津崎公平/大下哲矢
- 早乙美/尾崎奈々
- 村井半助/堀雄二
- 檜垣源之助/髙城丈二
- 玄妙和尚/曾我廼家明蝶
- 門馬三郎/加賀邦夫
- お澄/榊原史子
- 君香/白木万理 ほか
『柔の星』(1970年12月19日封切)東宝
青春を柔道に賭けた天才は、必殺の俵崩しをひっさげて堂々日本一に挑む!
キャスト
- 監督/山田達雄
- 脚本/津田幸夫
- 撮影/田地野万三
- 美術/斎藤嘉男
- 音楽/吉野達弥
出演者
- 大木健一/桜木健一
- 母ヤス/露原千草
- 伯母キヨ/清川虹子
- 吉村映子/木村田貴子
- 江藤雄二/近藤正臣
- 吉岡達夫/川津祐介
- 妻世津子/葉山葉子 ほか
『若き日の講道館』(昭和46年・1971年10月2日封切)大映
必殺の残月落しか! 不死身の空気投げか! 俺の命だ、黒帯一直線!
スタッフ
- 監督/森 一生
- 脚本/松浦健郎・八尋大和
- 原作/松浦健郎
- 撮影/今井ひろし
- 美術/太田誠一
- 音楽/鏑木 創
出演者
- 磯野竜太/岩下 亮
- 舟木美緒/熱田洋子
- 宮下妙子/川崎あかね
- 安濃理五郎/宮城丈二
- 舟木専五郎/内藤武敏
- 横井鉄将/前田 吟
- 島崎悠久/戸浦六宏
- 鴻ノ池喜一/井上紀明
- お辰/丘 夏子
- 宮下嘉助/早川雄三
- 女将/宇田あつみ
- 銀次/堀北幸夫
- 和久半三/浜田雄史
- 犬神矢助/伴 勇太郎 ほか
『姿三四郎』三浦友和・主演(昭和52年・1977年10月29日封切) 東宝
その青年は動乱の時代をいちずに生きた。彼の必殺技を「山嵐」という!
スタッフ
- 監督/岡本喜八
- 脚本/宮崎恭子
- 原作/富田常雄
- 撮影/木村大作
- 美術/阿久根巖
- 音楽/佐藤勝
出演者
- 姿 三四郎/三浦友和
- 村井半助/若山富三郎
- 矢野正五郎/仲代達矢
- 村井乙美/秋吉久美子
- 檜垣源之助/中村敦夫
- 檜垣鉄心/矢吹二朗
- 桧垣源三郎/宮内 洋
- 南小路光康/芦田伸介
- 南小路高子/神崎 愛
- 門馬三郎/中谷一郎
- 門馬おすみ/浅野ゆう子
- お仙/草笛光子
- おもん/岸田今日子
- 安吉/田中邦衛
- 折口大助/岸田 森
- 三島通庸/田崎 潤
- 飯沼恒民/丹波哲郎
- 玄妙和尚/森繁久彌 ほか