「蛍の光」~遅ればせながら、祝・卒業!

ちょっと用事ができて、
私の出身高校へ卒業後初めて、何十年ぶりかで行って来ました。

そこで初めて、
「そうか! 巷では、卒業シーズンなんだ!」と気が付きました。
うかつだったね、こりゃ。

遅ればせながら、日本全国の「卒業生たち」に送る歌。


小學唱歌「蛍の光」 1881年(明治14年)

『蛍の光』
作詞者/不詳  スコットランド民謡

1.蛍の光、窓の雪、
  ふみ読む月日、重ねつゝ、
  何時しか年も、すぎの戸を、
  けてぞ今朝けさは、別れ行く。

2.止まるも行くも、限りとて、
  互に思ふ、千万ちよろずの、
  心の端を、一言に、
  さきくとばかり、歌ふなり。

3.筑紫の極み、陸奥みちのおく
  海山遠く、へだつとも、
  その真心は、隔て無く、
  一つに尽くせ、国の為。

4.千島の奥も、沖繩も、
  八洲やしまの内の、まもりなり、
  至らん国に、勲しく、
  努めよ我がつつが無く。


『マッサン』でエリーがよく歌ってたね!

わたしも小学校・中学校の卒業式で歌った覚えがあります。
もっとも「一番」だけだったけど。
高校ではどうだったかなあ。
あまりはっきりした記憶が無い。

私の父も母も、卒業式で歌いました。
もちろん、一番から四番まで、「全部」です!

ちなみに、一番と三番は卒業生が在校生へ向けて、
二番と四番は在校生が卒業生へと歌って送る形式になっています。
この歌を歌うことが、
卒業生と在校生の「最後の交流」になるわけです。
うまいこと考えて作ってあるよなあ!

これが明治からずっと続いて来たというのは、スゴイことです。

私の出身高校と言いましたが、
じつは今のこの高校、
自分の「母校」とはどうしても思えない事情があります。

私が卒業時は旧制中学以来の伝統を受け継ぐ男子校でしたが、
いまでは校舎も新しく建て替えられ、男女共学になっています。
校歌も校訓も校章も別なものになっています。

これじゃあとても「母校」とは思えない!

この「わが母校」のことを紹介したいといま準備中なんですが、
私の出身校と言っただけじゃ、誰も興味がわかないでしょうね!

「脚本家・宮藤官九郎の出身校」と言えば、少しは興味を持ってくれるかな?
…お笑いの狩野英孝なんてのもいるけど。

近日公開!