新鋭護衛艦「22DDH」、いわゆる「日の丸空母・いずも」が、ついに実戦配備されました。
戦闘機や爆撃機が離着艦するようには出来ていませんから、
厳密に言えば空母(航空母艦)ではありません。
しかし、全長248mという巨大戦艦「大和」に匹敵する巨大さ!
そこに全通甲板を備えています。
なに、これ、です!
お隣の国々から「空母じゃないか!」の大ブーイングが聞こえてきそうなスペックですが、
「いいえ! これはヘリコプター搭載護衛艦です!」と答えるだけです。
護衛艦いずも、5回目の公試を終える
「いずも」はヘリコプターが最大14機搭載可能!
哨戒ヘリ、輸送・救難ヘリ、攻撃ヘリを搭載する実質「ヘリ空母」です。
まず、哨戒ヘリSH-60Kは、潜水艦攻撃用魚雷「97式魚雷」を装備し、
近隣大国の潜水艦も撃破可能! すでにビビリまくらせています。
まあ、これが「護衛艦いずも」の存在意義なわけですが。
「いずも」の周囲300海里は、哨戒ヘリSH-60Kによって、
中国潜水艦(あ、言っちゃった!)は近づくことが出来ません。
哨戒ヘリSH-60K
![](https://xn--r9jfb9671asuv520a3vjhx6c.com/wp-content/uploads/2020/06/SH-60K-1024x713.jpg)
攻撃ヘリAH-64Dアパッチ
![](https://xn--r9jfb9671asuv520a3vjhx6c.com/wp-content/uploads/2020/06/AH-64D.jpg)
ひとまず、島嶼防衛の最低限の海上防衛力を確保した、といったところでしょうか?
あとは制空権を確保出来るだけの、航空戦力だな。
これはまだまだ不安が残る。
しかも、敵は「沖縄」も侵略の視野に入れてますからね。
最終的に日本は「敵基地攻撃能力」を持たないことには、
戦闘を終わらせることが出来ないでしょう。
それは戦闘を長引かせる要因ともなりかねませんが、
指を咥えて敗北を待つわけにも行きません。
出来る限りの「備え」は、やるしかないものと考えます。
「敵基地攻撃能力」に寄せて、本日の1曲。
『若鷲の歌』(昭和18年)
「予科練」とは、「海軍飛行予科練習生」の略。
日本全国から知力・体力が優秀な学生が選抜されて、
航空戦闘員としての訓練が施されました。
亡くなったうちの母も、国民学校時代、
真っ白な予科練の制服を着た、
地元出身の予科練生の講話を聞かされたと言っておりました。
予科練生になった時点で、
すでにエリートだったんですね。
動画は東宝映画『決戦の大空へ』のものです。
土浦航空隊で、実際の予科練生たちの訓練の様子が撮影されました。
同時に西條八十も、軍歌の作詞の依頼を受けており、
撮影隊と一緒に取材したものが、
この映画の主題歌として用いられました。
たくさんの軍歌を作詞している西條ですが、
彼は日本の敗北を予感していたそうです。
それなのに、なぜ軍歌の作詞を続けていたのか、弟子の詩人・新川和江が尋ねると、
「国民全部が乗り込んだ船が、すでに岸を離れてしまったのだから、
向こう岸に着くまで一所懸命に漕ぐしか無いじゃないか」と答えたそうです。
西條八十の書いた軍歌は、
苦しい戦争を戦っている兵士への「応援歌」でした。…
侵略者の野望を挫くには、
あと何隻の「いずも」型護衛艦が必要でしょう?
それとも1隻の原子力潜水艦の方が戦略上有効か?
政府には粛々と、海洋防衛力を整えて行ってほしいと思います。
陸上自衛隊「島嶼部に対する攻撃への対応」
早く「護衛艦いずも」の模型が出ないかなあ!
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/15ba2675.c5227656.15ba2676.b39faa26/?me_id=1220332&item_id=10145600&m=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fdigitamin%2Fcabinet%2Fx2%2Fxl11.jpg%3F_ex%3D80x80&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fdigitamin%2Fcabinet%2Fx2%2Fxl11.jpg%3F_ex%3D400x400&s=400x400&t=pict)