福寿草の願い

ここのところ、
「乞食の眼」ばっかりで、
「緑の指」がどっかに行っちゃってました(*^-^*)
ひさびさに庭に新しい花が咲いたので、
紹介しますね。


春を感じさせるような陽だまりの中に、
メタリックな光沢を持つ福寿草の黄金色の花です。


園芸店などにはお正月前後から出回るので、
特別珍しくもないかも知れませんが、
花の良さっていうのは、
どんなシチュエーションで出会うかで決まると思います。


長かった無機質な色彩の冬の庭に、
いつしかぽっかりと明るい色彩が現れる!
その驚きなしには福寿草の良さは判らないかも知れません。


私の住む町よりもう少し北の地域では、
いまでも川端に福寿草が自生しています。
かなり山間地になりますが。
ヤマメなどが釣れるような川べりです。


写真右側に写っている緑の鉄線支柱は、
花も葉も地上から消えている時期に、
まちがって掘っくり返したり、
踏んづけたりしないための目印です。


園芸品種ではありますが、
植えてから10年以上もたつと、
広がり方にも自然さが出て来て、
だいぶいい感じになってます。


明るい方へ、明るい方へ。
福寿草はただ太陽に向いて、
無心に花弁を広げているだけなのでしょうが、
見る者の心の底に、
1点の生命の灯をともしてくれます。