今日から7月!
まだちょっと七夕には早いですが、
わたしが中学・高校の頃に、仙台七夕が近づくと、
ラジオでよく耳にした曲がありました。
この曲が流れると、
ああ、もう仙台七夕の時期なんだ、と思う、
歳時記みたいな曲でした。
以前、Youtubeを探した時は見つからなかったんですが、
いつのまにかアップした方がいて、
今日はその曲を紹介します。
『七夕おどり』 歌:島倉千代子(昭和37年・1962年)
『七夕おどり』
作詞:丘 灯至夫 作曲:遠藤 実
歌/島倉 千代子
晴れて楽しい 星空みれば
青葉城から 笛太鼓 笛太鼓
年に一度の 七夕まつり
キンキン キラ キラ
お星様も 嬉しそう
笹に花咲く 街かざり
広瀬川さえ ネオンに染まる
染まる架け橋 いそいそと いそいそと
急ぐお方は 織姫さまか
キンキン キラ キラ
お星様も 嬉しそう
団扇片手に しのびあい
蛍とるとて 出かけたあの娘
見れば踊りの 仲間入り 仲間入り
無理もないでしょ 一年一度
キンキン キラ キラ
お星様も 嬉しそう
ごらん 明るい 天の川
願いかけたは 去年の今夜
やがてこの秋 お嫁入り お嫁入り
仕立ておろしの そろいの浴衣
キンキン キラ キラ
お星様も 嬉しそう
かわい妹と 着て踊る
仙台七夕は例年、月遅れの8月6・7・8日の3日間で、
5日の夜には前夜祭として、花火大会が有ります。
その頃になると、ラジオはいろいろな番組でこの曲をかけていました。
でも、この頃はあまり聞かないんだよね。
もっとも、ラジオを聞くこと自体少なくなってしまったので、
私が聞いてないだけで、いまでもどこかの時間帯には流れているのかな?
七夕会場のあちこちの店からこの曲が聞こえて来て、
理由も知らず浮かれた気分になってしまう、懐かしい曲ではあります。
お千代さんの歌声、いいですねえ!
この1曲が欲しいばっかりに、
私は島倉千代子全集(CD)を購入しています。
これともう1曲、
やはり仙台七夕が近づくとラジオから流れる曲が、
「ミス・仙台」でした。
『ミス・仙台』 歌:二葉あき子(昭和11年・1936年)
新民謡 『ミス・仙台』
西條 八十 作詞 古関 裕而 作曲
唄 二葉あき子
森の都の花乙女
月に棹さす廣瀬川
若きひと夜の戀ごころ
仙臺、仙臺、なつかしや。
夏の祭は七夕に
星も逢瀬の笹の露
君と歩みし想ひ出や
仙臺、仙臺、なつかしや。
青葉城下に秋立てば
ネオン色めく一番町
三味の音いろも泣きぬれて
仙臺、仙臺、なつかしや。
戀も涙も想ひ出も
雪に埋もるる北の国
枝垂櫻の春を待つ
仙臺、仙臺、なつかしや。
戦前の仙台の街の四季が歌われており、
仙台空襲で街は一度焼き払われたため、
今の仙台と歌詞の中の仙台はだいぶ様変わりしています。
それでも変わらぬ、七夕の夜の情緒!
しっかり今にとどめている素敵な曲です。
作詞の西條八十と作曲の古関裕而、
ここでもいい仕事をしてますね!
長い間、杜の都仙台の代表的な「ご当地ソング」でしたが、
その地位はいまでは、
さとう宗幸『青葉城恋唄』に取って代わられてしまっています。
