ナルシスの変貌

水仙  花言葉:うぬぼれ、自己愛
私のことじゃないっすよお。
でもなぜか私の庭には、いろいろな種類の水仙が増えて来てるんですよね。

どうも母が、あちこちからもらって来てるらしいです。
あ。突然、母が出てきましたね。
母というのは、私の庭のガーデナーです。(汗

それはともかく、これ以外にも、
花の小さな水仙やいい匂いのする芳香水仙などがあります。
殖えすぎて捨てたはずの水仙がそこでまた殖えて、
水仙の群落を作ってたりします。
丈夫すぎ…

水仙の学名ナルキッサスは、ギリシア神話のナルシスから来ています。
ナルシスは水面に映る自分の姿に恋して、
叶わぬ恋に水面を見つめたまま花になってしまいました。
それが水仙なのだそうです。

ちょっと首をかしげて咲く花姿が
水面をのぞくナルシスを思わせます。

これはナルシスが水仙に変貌する瞬間を描いた
シュールリアリズム(超現実主義)の画家、サルヴァドル・ダリの
『ナルシスの変貌』です。
錯視を利用したパラノイアック・クリティック(偏執狂的批判的方法)と名付けた
彼独特の技法で描かれています。
画面左側に水面をみつめるナルシスが描かれ、
画面右側に眼を転じると、
手でつまんだ卵の中から花を咲かせる水仙が描かれています。