「第25回 定禅寺ストリートジャズフェスティバルin仙台」に行って来た

9月12日(土)、「第25回 定禅寺ストリートジャズフェスティバルin仙台」(2015.9.12≫9.13)を聴きに仙台市まで行って来ました。

前日までは大雨警報が出て、こちら栗原市でも川が氾濫し、死亡者1、行方不明者1の被害が出ていました。
その川(三迫川)は、私のところからはだいぶ北の方にあり、ほとんど影響はありませんでしたが、
ただ東北本線は午後3時ころまで全面運休になっていました。

土曜日、朝から電車がちゃんと走るか、不安があったけれど、
日曜日は午後から雨が降る予報だったので、
天気の良い土曜日に賭けて、出かけることにしました。

車窓から見える田んぼや用水路は、思ったほど冠水している所はなく、
治水管理がきっちりできているんだろうなと安心しました。
仙台までの途中、江合川、鳴瀬川、吉田川と一級河川の上を通過しましたが、
さすがに泥水が河川敷の上まであふれて、平時の数倍の川幅になっており、
流れの勢いもいまだ衰えていませんでした。

仙台駅に着くと、改札口の正面にステージが準備されていました。
タブロイド版の大きなパンフレットをいただき、
名掛丁>一番町>定禅寺通りとたどって、
わたしは一路、いちばん西側の会場である西公園を目指しました。
まず、西公園のステージを観てから、逆戻りしながら途中のステージを観て、
仙台駅東側の榴岡公園まで制覇する! というのがわたしの遠大な計画でした。

途中、一番町のあたりで開演時間の11時となり、いっせいに演奏が始まりました。
この通りでは、単独でライブ演奏するひとばかりで、
しかもジャズではなく、何やらニューミュージックっぽいものを演奏していました。

「ジャズフェスティバル」と名乗ってますが、必ずしもジャズばかりではなく、
色んな種類の音楽が聴けます。

一番町通りを突っ切って、直角に交わる定禅寺通りに出ると、左折して西公園を目指します。
途中、公園になっている中央分離帯のなかでもライブが始まっていました。
ここはさすがにメイン・ストリートだけあって、ジャズ・コンボやビッグ・バンドで占められていました。

西公園にはステージが3つありましたが、「bwpとファンキーヘッドライツ」が良かった!
持ち時間が30~40分ずつらしく、順番に別なバンドに入れ替わって、夜まで続けられます。

定禅寺通を来た時と逆にたどって、仙台メディアテーク>定禅寺ビル>夏の思い出像前とのぞきながら、
勾当台公園市民広場でビール片手に、ゆっくりビッグ・バンドを楽しむことにしました。
会場はこんな感じ。

天気に恵まれて、いいかげんノドがからからだったので、ビールのうまいこと!
それに、ここのPAはスピーカーもでかく、音量もたっぷりでした。

「関山博史と東京フレンドバンド」を終わりまで聞いてから、今度は東の果て、榴岡公園を目指しました。

関山博史と東京フレンドバンド 2015年9月12日 定禅寺STREET JAZZ FESTIVAL in SENDAI

仙台駅の北側の地下道を抜けて二十人町へ出ると、道の反対側に思いがけないものを見つけてしまいました。

昔かよったラーメン専門店「志のぶ支店」です!
いまから30年位前に、この近辺で働いていたことがあって、
よくここで昼食にラーメンをたべたものです。
再開発の波にさらされ、てっきりもうどこかへ移転したものと思っていましたが、
店を新しく建てかえて地元に残っていたとは、嬉しい誤算でした。

仙台駅の東側は仙台空襲の際、戦災をまぬがれたため、古い町並みがずっと残っていました。
いまでは当時のおもかげはまるでありません。

ちょうど空腹を感じ始めていたので、久しぶりに「志のぶ」のチャーシューメンをいただきました。
さっぱりしているけれど深みのある醤油味で、細い縮れ麺とチャーシューの味がしっかり味わえる、
昔ながらのきちんとした一杯でした。

榴岡公園に着くころ、わたしは「異変」を感じ始めていました。
やばい! 足に来ている!
ここんところ、家にこもって読書三昧の毎日だったので、
すっかり足がなまっているところへ、いきなり長距離を歩いたものだから、
足が悲鳴をあげていたのでした。

榴岡公園にはステージが4つあります。
ロックぽい音のする方は避けて、足が痛くてあまり歩きたくなかったのですが、
一番奥の「野外音楽堂」まで足を伸ばしました。

円形の階段状の木製の座席がステージを囲んでいました。
上の方のやや陽を避けられそうなあたりに座り、
あとはここでゆっくり楽しもうと思いました。

榴岡公園は、市街地と比べるとスペースに余裕があって、
こりゃ穴場だなと思いました。
ゆっくり音楽を楽しむには、最適のロケーションです。

「Lady Bug」の歌と演奏。

     ボーカル兼フルートの女性

     サックス

     キーボード

ベース&ドラム

透明なテントの下で演奏していましたが、
写真撮影にはテントの支柱がじゃまなんだよね。

つぎは、「Twing Cats Brass Band」
陽気にデキシーランド・ジャズを聴かせてくれました。

たぶん雨天対策のために用意してあるのでしょうが、 「テントの中は暑い!」とトロンボーンの人が訴えてました。

足はすっかりダメになったけど、気分は最高でした!
折りたたみの小さなスタンドがあると、写真撮影の足場に使えるし、
フォールディング・チェア代わりにもなるし、いいなあと思いました。

来年も、準備をしっかりして、また来たいと思いました。
ビールと軽食を用意して、夜までゆっくりと聴く体制で臨もうと思います。
あとは天気だけだな。